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ブラジル最大手銀行イタウー、生成AI戦略「AI First」を全顧客に展開——会話インターフェース「ia.i」とガバナンス基盤「IARA」

2026/10/18

ブラジル最大手銀行が生成AIを全顧客規模で導入

ブラジルの大手銀行グループ、イタウー(Itaú)がOpenAIとの取り組みを通じ、生成AIを顧客・従業員の双方に適用する「AI First」戦略を本格展開していると報告されている。OpenAIが公開した情報によれば、同行は会話型インターフェース「ia.i」とガバナンス基盤「IARA」の2本柱でこの戦略を推進しているという。

会話型AI「ia.i」とは

「ia.i」は顧客向けの会話型インターフェースとして位置づけられており、金融サービスにおける顧客体験の刷新を目指したものと伝えられている。詳細な機能や対応範囲については公開された抜粋からは確認できないが、イタウーの膨大な顧客基盤全体への適用を想定した設計であると報告されている。

ガバナンス基盤「IARA」の役割

一方、「IARA」はAIのガバナンスを担うプラットフォームとして紹介されている。ブラジルの金融セクターは国内でも特に規制が厳しい分野の一つとされており、IARAはそうした規制環境に対応しながらAI活用を安全に拡大するための基盤として機能するものとみられる。

厳格な規制環境での挑戦

OpenAIの発表では、イタウーの取り組みが「ブラジルで最も規制の厳しいセクターのひとつ」で行われている点が強調されている。金融機関がAIを大規模導入するうえでコンプライアンスやリスク管理をどう両立するかは世界的な課題であり、イタウーの事例はその一つのモデルケースとして注目される可能性がある。

今後の展望

今回公開された情報は概要にとどまっており、具体的な導入規模や効果に関する数値などは明らかにされていない。ただし、OpenAIが同行の取り組みを自社ブログで取り上げたことは、金融分野における生成AI活用の事例として業界内外の関心を集めそうだ。イタウーのAI First戦略の詳細については、今後の続報が待たれる。


出典: How Itaú is building generative AI for its entire customer base