時間制限された Zoom ビデオ会議 代替アプリ に乗り換える?

Zoom代替アプリ ネットビジネス大百科

コロナで爆発的に利用されるようになったZoomですが、遂に1対1の利用に対しても40分の時間制限が設定されました。前からメジャーだったビデオ会議アプリに戻るか、他のサービスを探すか迷うところだと思います。

詳しい記事はネットビジネス大百科ZOOM代替アプリをご参照ください。代替アプリのフルリストは下に載せてあります。

さてここでは、課金するより代替アプリを利用する方が良いことを簡単に説明したいと思います。

まず、パソコンでもスマホでも利用には専用アプリが必要な事です。もちろんGoogle Chromeなどブラウザーでも利用可能ですが、通常アプリを入れて使うと思います。

つまり、新しいアプリを入れて使っていたサービスなので、他のサービスに変えても意外と移行しやすいのではないかなと思います。Zoomも初期の頃はアプリを入れる事を嫌がったりする人もいましたが、たった1ヶ月でみんな使ってくれました。

代替案1:Zoomの対抗馬として勢力のある有名なアプリを使う

最も有名な代替アプリはGoogle Meet、Microsoft Teams、Cisco WebEXなど。コロナ渦でZoomが急速に知名度を上げています。特にTeamsの追い上げは素晴らしいですが、やっぱりZoomが一番だなって感じます。

またこれらのアプリも時間制限があります。代替ソフトに課金してまでとして利用するには魅力がないと思います。

代替案2:LINEを使う

ビジネス向けには向かないのですが、個人的なつながりであれば、LINEは利用者も多くビデオ通話もカンタンです。背景機能など機能も増えてきているので、ビデオ会議としてもカジュアルに利用出来るでしょう。

パソコンにインストール出来るのが一台のみだったり、個人的なつながりと切り分けたい場合は止めた方が良いと思います。

代替案3:ニューカマーを探す

ビデオ会議ソフトは以前からたくさんありましたが、コロナになるまで実験的な位置づけだったと思います。しかし、技術的には確立した物があり、ニーズの高まりに応じて機能強化されたり、新しいサービスもたくさん出てきました。

Glip(Ring Central)は、ブラウザーからも使え、専用アプリもあります。背景やブレイクアウトルームなどZoomとほとんど同じで時間制限はありません。ただし専用アプリでもちょっともっさりした操作感があります。企業はアメリカ・カリフォルニアの企業で創業は1999年、2013年にNYSEに上場しました。

LarkはGoogle WorkplaceやMicrosoft 365のような統合型オフィス環境です。この一連のサービスの中にビデオ会議があります。このサービスはかなり洗練されていてスピードも速くGoogleやMicrosoftよりも使いやすいでしょう。機能もZoom並です。気になるところはシンガポールに本社を置く企業で開発が中国で行われているところです。データの安全性はうたわれていますが、サーバーの場所など詳しい情報は見つかりませんでした。

詳しい記事はネットビジネス大百科ZOOM代替アプリをご参照ください。

Zoom 代替サービスリスト

㊐は該当ページが日本語表示可能です

Skype ㊐
https://www.skype.com/ja/
〇 簡単、利用者大、無料
× ビットレート大、小規模向け

Meet Now ㊐
https://www.skype.com/ja/free-conference-call/
〇 ログインなしで使える、録画機能付き
× 50人まで、リンクが何回でも使えてしまう、背景ぼかし無し

LINE ㊐
https://line.me/ja/
〇 ユーザー数が多い
× 個人的に繋がってしまう、ビジネス向けには不向き

FaceBookMessenger ㊐
https://www.messenger.com/rooms
〇 エンターテイメント性が高い、アカウントなしでログイン可
× コミュニティー向け

Cisco Webex ㊐
https://www.webex.com/ja/index.html
〇 セキュリティ良、無料枠あり
× 多くは有料機能

Google Meet ㊐
https://workspace.google.co.jp/intl/ja/products/meet/
〇 Googleアカウントですぐ使える、無料枠あり
× 機能が少ない

Microsoft Teams ㊐
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/free
〇 多機能、無料枠あり
× ゲストアクセスが煩雑

RingCentral (Glip)
https://www.ringcentral.com/office/plansandpricing.html#video
〇 Zoomと同様の機能、100人まで無料で時間制限なし
× 少し重い、有料版は少し高め

Lark ㊐
https://www.larksuite.com/ja_jp/
〇 Zoomと同様の機能、350人まで無料で時間制限なし
× 開発拠点、サーバーが不明

Butter
https://www.butter.us
〇 1対1は無制限
× グループ600人まで60分制限

Whereby
https://whereby.com
〇 1対1は無制限
× グループは50人まで40分制限

Chanty
https://www.chanty.com
〇 無料で使える、外部サービスの連携が豊富
× 無料は10人まで、ベースはチャットツール

Brosix
https://www.brosix.com/
〇 無料で使える、チーム向け
× 無料は3人まで、ベースはチャットツール

FaceTime
https://support.apple.com/ja-jp/HT204380
〇 無料で使える、音声、背景ぼかしが高品質
× iOS(15以上)以上のユーザーから開始する必要がある、電話番号が表示される

Chatwork  ㊐
https://go.chatwork.com/ja/
〇 無料で使える、企業向けだが個人ユーザー多数
× ベースはチャットツール、ビデオ会議はおまけ

Zoho Meeting ㊐
https://www.zoho.com/jp/meeting/
〇 Zohoと連携
× 無料枠なし

Discord ㊐
https://discord.com
〇 コミュニティー機能、ゲーマー向け
× 企業向け機能弱

GoToMeeting
https://www.goto.com/meeting
〇 上位機能が低価格
× 無料枠なし(試用のみ)

jitsi
https://jitsi.org
〇 無料で使える、最大100人
× 導入の難易度が高い

BlueJeans
https://www.bluejeans.com
〇 PBXなどと統合可
× 無料枠なし(試用のみ)

Dialpad ㊐
https://www.dialpad.co.jp
〇 PBXなどと統合可
× 無料枠なし(試用のみ)、ユーザーごとにアカウントが必要

結論:おすすめは一体どれ?

これだけいっぱいあるとどれにしたら良いか分かりませんよね。さっさと結論を言ってください!と言われそうです。(実際言われました)

無料が良いということであれば、RingCentralが最もZoomに近く便利でしょう。運営会社の信頼性も高くセキュリティーの心配も少ないでしょう。ブラウザーで全ての操作が行えます。参加者の負担も少ないと思います。

特定の用途でなければ、困ることはないと思います。ただし、サイトが英語であり、ページの印象も一昔前の企業サイトそのもので、一般の人に大きく受け入れられにくい雰囲気です。

「ズームで」みたいな感じで気軽にビデオ会議を始められる感じがしないんですね。「会議のリンクを送るんで、クリックして参加してください」というようなやり方になると思います。

有料もで良いということであれば、Zoomでも良いと思いますが、月1500円というのは高い方です。数ドルで使える場合もあります。何人で行うことが有るのか、背景ぼかしは必要か?画面共有は必要か?録画は必要か?ブレイクアウトルームは必要か?など精査して選ぶと良いでしょう。

実はビデオ会議自体はそれほど新しい技術ではなく、結構昔からある技術です。他のサービスの一部になっている事もあります。上記ではチャットツールに付加されたサービスを紹介されていますが、オンライン動画編集サービスに追加されたサービスもあります。この場合はビデオ会議と言っていなくて、ライブストリーミングと言っているのです。ライブ配信や録画しなければ、ビデオ会議として使えます。

大量の視聴者に公開したいのでしたら、むしろライブ配信サービスの方が利便性が高い場合もあります。

詳しい記事はネットビジネス大百科ZOOM代替アプリをご参照ください。

zoom
ウェブ戦略大図鑑