お名前.comが採用した最新のWordpress高速化技術であるWEXALの実際の設定画面を通じてご紹介しましょう。従来とどう違うのか？何が出来るのか契約する前に確認して下さい。
管理画面にログイン
お名前.comのサーバーコントロールパネルにログインすると表示される画面です。
左側のメニューにある「高度な設定」から「高速化(AI)」に向かうことも出来ますが、「おすすめメニュー」から直接「高速化(AI)」でも行くことが出来ます。
WEXALをオンにする
従来からお名前.comを利用されている方は高速化(キャッシュ）が既にオンになっていると思いますが、WEXALとは、どちらか一方しか利用出来ません。WEXALをオンにすると従来の高速化は自動的にオフになりますので、ご注意下さい。
始めて使う場合はオフの状態ですので、「基本設定」から「有効化」をオンにしましょう。
基本設定をオンにするとさらに最適化の設定が行えます。
「画像の最適化」「CSSの最適化」「JavaScriptの最適化」を個別にオン・オフ可能です。
画像の最適化
画像を自動的に最適化します。基本的にオンで問題無いと思います。より圧縮率の高い画像フォーマットに変換し、対応するブラウザーに対し効率の良い転送を行います。
画像が表示されなくなったなどの問題が起きたらこの部分をチェックしましょう。
CSSの最適化
CSSはウェブサイトのデザイン部分に当たるソースコードです。ムダなスペースやコメントなどを削除したり圧縮して送信するようにする機能です。
オンにしてみて、表示が崩れるなどの問題が起きる場合は、この部分に関係あります。
JavaScriptの最適化
Javascriptはウェブサイトの動的な表示を行うソースコードです。コードの同号やムダな部分を削除したり圧縮して送信するようにする機能です。
表示や動作に不具合があればここを確認して下さい。
WEXALのリアルタイム高速化をオン
リアルタイム最適化とは、変更した時点で最適化する機能です。
通常キャッシュや高速化の機能は、サイトのデーターを変更した時点ではなく、サイトにアクセスされた時点でキャッシュが行われます。
すると一番はじめにアクセスした時は、高速化処理が行われていませんので、遅いのです。2回目以降にキャッシュされたデーターが利用されるようになっています。
キャッシュされたデーターも変更されるまでズーと使い続ける訳でもなく、通常は一定期間で作り直すようになっています。
このように高速化の恩恵があまり受けれない場合があるので、コードなどが変更された時点で最適化が行われるとより効果的です。
最適化から除外するデータとは？
ワードプレスの管理画面などキャッシュされてしまったりすると、不都合が起きる場合があります。このような部分を除外する設定です。
通常ここは変更しない方が良いと思います。
最適化済みデータの削除とは？
基本的に手動でデータを削除しなくても更新された時に自動的に新しい最適化データに変えてくれる設計になっています。しかし、100％想定どおりにはならない場合もあります。変更されたデータが同じファイル名ですと、古いキャッシュされたデータを参照してしまっている場合も良くありました。
何らかの想定しない問題が起きた時に一旦キャッシュされたデーターを削除して確認することが出来ます。
WEXALの問題ではない場合
サイトを運営していると思いもよらず動作が不良になる事があります。
この際、原因は多岐にわたります。たとえば下記の通りです。
- ワードプレス自体にバグがある
- プラグインやテーマなどにバグがある
- 高速化処理に問題がある
- PHPに問題がある（またはバージョンの問題）
- WAF（セキュリティー対策）に問題がある
- 自分の環境に問題がある
- サーバーに問題がある（一時的な問題）
- 回線に問題がある（一時的な問題）
このように考えられる問題はたくさんありますので、闇雲にWEXALのせいにするのは良くありません。
一番良くあるのはPHPのバージョンとWAFです。これに関しては別途記事で紹介します。
