ビックキーワードを狙わない方が良い理由

ビックキーワードって何?

ここで言うビックキーワードというのは、よく検索されているキーワードという意味ではなくて、1単語のキーワードという意味です。それに対して、ロングテールキーワードというのは、複数の単語のキーワードで通常3〜4語のキーワードです。

具体的に言えば、
「SEO」はビックキーワード
「SEO WordPress プラグイン 無料」はロングテールキーワードと言えます。

ロングテール・キーワードが重要な理由

普通に考えれば、ロングテールキーワードよりもビックキーワードでヒットする方が良いと思います。

しかし、現在検索エンジンの性能も良くなり「検索する」行為も、より適切な単語を使われるようになりました。

エアコンが欲しくなったからといって、「エアコン」とだけ検索する人はかなり少なくなりました。
「エアコン 高性能」
「エアコン 省エネ おすすめ」
「エアコン 格安 工事費無料」
などと検索するでしょう。

目的がはっきりしていた方がぴったりの情報にありつけるから、あまりビックキーワードで検索しなくなってきています。

逆にエアコンを格安で販売するネットショップだったら「エアコン 格安」で検索された方が良いでしょうし、
エアコンの情報を発信していて、アフィリエイトサイトを運営しているのでしたら「エアコン 高性能」「エアコン 省エネ おすすめ」で検索された方が良いのです。

このように絞られた検索結果の方が、ユーザーのコンバージョンが高くなります。つまり、サイトが情報発信している真の目的に繋がりやすくなります。

クリックされやすくなるから、さらに検索結果にも上位に反映されやすくなる訳です。

SEOとしてのキーワード戦略

では、「SEO」で10位なんだから「SEO WordPress プラグイン 無料」は10位以内になるはずだと考えるかも知れません。実はそうではないのです。

「エアコン」で1位でも「エアコン 格安 工事費無料」で圏外になる事があります。
エアコン販売のネットショップであれば逆の方が良いですよね?

「SEO」「エアコン」など1単語で検索する場合、その多くは、意味を知りたい場合が多いので、検索された言葉の意味を解説するサイトを表示しやすくなります。

ビックキーワードは、2語以上のキーワード全てに含まれているので、大変競争率が高くなり、ランキングの変動も大きくなるでしょう。

用語解説サイトを運営するのでしたら、仕方がありません。その場合は、イラストなどを多用し分かりやすくすることでWikipediaや辞書サイトなどの競合サイトと差別化を図る必要もあるでしょう。

このようにビックキーワードではなくロングテールキーワードに狙いを定めることで効率的にアクセスを稼ぐことが期待できるのです。

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